製造業向けシステム開発・品質コンサルティング
ユニコの社長のユニークなコラム
2019

10.24

 自分が何かを話したときに「へー、そうなんだ。(そんな事知ってて)凄いね」と言われたときは注意です。

 いろんなことを「知っている」人がいます。博学で感心するのですがこういう人は注意が必要です。
 全ての人がそうというわけではないですが、人によっては過度な偏見がある人もいます。
 物事にはバランスが大切で「自分の知っている事」と「自分の知らない事」を客観的にとらえられる人は
 一緒にいても会話が弾みます。

 自分はどうかと考えてみると知っていることはついつい自慢げに話したくなります。しかしいろんな方とお話をしていると
「自分の知らない事」がとてつもなく多い事に気が付きます。もしかすると「自分はまだ何も知らないのでは?」と思うこともしばしば。

 さらに「知っている」と「理解している」には大きな差があり「知っている」だけだと逆に思慮の浅い人間と判断されることもあります。
 「知っている」の先には「もっと知っている」人がいて、どこまで行ってもきりがない。
 はじめはAが正しいと思っていたのが実はBが正しかったことが分かり、一周回って本当はAが正解なんてことも
 あります(結局はAでもBでもないCだったってこともある)
 年を重ねると「間違って覚えて」いたり「覚えたはずが思い出せない」ことも増えたりしてとても厄介です。

 そう考えると「あれもこれも知っている」という人よりも「知らないので覚えたい。様々なことを学びたい」と言える人
 の方が魅力的であることの方が多い気がします。
「そんな事も知らないの?」と言わたり思われたりすることもありますが「聞くは一時の恥」とも言います。
 自分の知識を過信する事の方が危険であること。知識を語ることで優越に浸っている時は要注意。

9.15

 趣味が高じて楽器を弾いたり、曲を作ったりしています。
 大学生の頃はバンドで全国ツアーもやったのですが今から思うと予算管理も何もなく、無計画過ぎて恐ろしい限りです。

 楽器を弾くと何気なく流れてくる音楽を聞いていても、自分の弾いている楽器の音が大きく聴こえるようになります。
 例えばギターを弾いている人はギターのフレーズが気になるし、ドラムを叩いている人はドラムの音やリズムが気になります。
 楽器を弾く前には聴こえなかった音が聴こえるのはなかなか楽しい体験です。

 作曲をするとコード進行、作詞をすると歌詞が気になり、さらに色々とやっていくうちに曲全体の構成や編曲なんかにも 興味が生まれます。
 同じ曲を聞いていても自分の意識や経験によって聴こえ方が変わるのは不思議ですよね。ですが実はこれは当然の こととも言えます。

 私が時々社員と話すことに「今日見た赤いものなんだ?」があります。

 朝起きてから会社に来るまでの間に多くの物を目にする機会がありますが、目的を持たずにぼんやり見ていると記憶に残っているものは
 少なかったりします。そこで「帰りは赤いものを探してみてね」と言うと、 意外にたくさんの赤いものが目に入り驚きます。

 つまり「興味を持って見る(聴く)」=「アンテナを張る」という事は物の見方を変える方法の一つなのだろうと思います。
 そこでこれをうまく利用して普段から自分の課題を整理しておくことで、周りからヒントを得やすくなるのではないかと思います。

 経営者は常に会社の事を考えていると言われていますが、これは常にヒントが周りにある(かもしれない)と考えているから
 のような気がします。休みの日でも仕事の事を考えてしまうのは(いわゆる「ワーカホリック」であったり「仕事に逃げている」
 とも捉えられてしまうこともあるのであまり大きな声では言えないですが)経営は短期勝負が通用しないことの方が多く、
 そのため常に色んな課題を整理しておき日常の色んなものからヒントを得ておかないと、辛い勝負が多くなるという事を
 感覚的に知っているからかもしれません。

 皆さんも赤いもの探してみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。

8.22

 ホームページのリニューアルに伴い、不定期更新のコラムを掲載してみようと思います。
 今回は第一回目ということで「ユニコという会社」について書いてみようと思います。

 最近では「副業」という言葉をあまり後ろめたくない言葉として使う機会が増えたと感じます。
 ユニコを立ち上げた当時、私は会社に勤めていました。そのためユニコという会社は妻の名義で立ち上げ、私が手伝う形
 をとりました。当時はまだ副業に対しては理解が得られないことが多く、なんだか裏でこそこそやっているような気持ちでいました。

 ですがその一方で会計や仕分け、税金の知識など得るものは多く、特に日本という資本主義の国に生きていて
 労働による対価を得ているにも関わらず、あまりにも自分が無知である事に愕然としたのを覚えています。

 起業の2年後に御縁を頂き、グループ会社の社長を任せて頂けることになったのですが、会社を立ち上げずに
 無知なままでやっていたらと思うとぞっとします。

 よく「人生に無駄はない」という言葉を聞きますが、実はあまり好きではありません。
 たぶんそれは当たり前すぎると思っているからで、ともすれば「人生は無駄が大事」なのではないかとすら
 思っています(もちろん程度問題はあります)

 人間生きていれば無駄な努力ってあります。無駄遣いもします。でもそれが「悪」ではないと思うんです。
 自分が「やってみたいな」と思ったことは無駄になるかどうかに関わらずやればいいし、それを行動に移せることが自信
 につながると思うんです。誰もがそうかどうかは分からないので、正確にいうと私はそういうタイプの人間だという事だと思います。

 そんな私がやってみたかったことの一つが「起業」でした。実は父も経営者なのでいつもそばに目標となる人がいて
 経営者目線の発言を多く聞いていたことも影響していると思います。

 はじめは売上もままならないこの小さなユニコという会社が、今では多くの人に支えられ、それなりの企業になろうとしています。
 このことは私にとっては大きな自信であり誇りです。もちろんその分責任や覚悟も必要ですから、常に自分を磨かなければいけません。
 ですが私は聖人ではないし、誰かに誇れるような人格者でもありません。

 だからこそ一緒に働く人たちと、どれだけ楽しく仕事をするかという事を一生懸命に考えられるようになったのだと思います。
 意見が違う事もあるけれど、それでも同じ方向を向いている人たちが集まっているということは何物にも代えがたい心強さです。

 起業してまだ9年程ですがとても多くの奇跡を体験しました。それはユニコに集まった人の力であり、私が何かを始めた事に対する
 一つの結果なのだと思います。

 全ての偶然に感謝しながらこれからもできる事を楽しみながらやっていこうと思います。