製造業向けシステム開発・品質コンサルティング
ユニコの社長のユニークなコラム
2020

08.04

 世の中はあいかわらずコロナです。一時期落ち着いていた感染者数も再び数値が上がってきていて、GoToキャンペーンや
 あべのマスク2など政府の対応に不満の声を聞く日が増えました。感染拡大防止と経済を回すのは相反する行動ですので、
 十分に気を付けて動けという折衷案で対応するしかない状況が続いています。
 先行きの見えない不安感がじわじわと心を侵食していくのを感じます。

 前回からの続きです。

 人は何かを判断するときにその判断材料として自分自身の良心や社会的に形成されている常識を拠りどころとします。
 そのため、これらに反した行動や行為、思考を行う事は忌み嫌われるものだと思い込みます。
 ですが、その判断基準自体がおかしくないかを確かめることはできるのでしょうか?

 社会的に形成されている常識に関しては様々な情勢が関係する事ですので今回は触れません。
 もう一つの自分自身の良心に関しては注意が必要です。
 なぜならそれが自分にとって都合の良いように(もっと言えば自分の両親や家族にとって都合のいいように)
 捏造されている可能性が高いからです。

 人間は生まれてすぐに自力で生活してくことができません。これは動物界でも稀な例です。
 赤ちゃんは「おなかが空いた」「おしめが濡れて気持ち悪い」「眠たいのにうまく眠れない」などの状況を伝える術がなく
 唯一の手段である「泣く」という行為に全てを込めます。
 そこで両親や祖父母がそれを察し、要求に応えます。そのため赤ちゃんは「泣けば不満が解消する」という状態を経験するわけです。

 やがて成長した赤ちゃんは自分でご飯を食べたりおしめが取れて自分でトイレへ行ったり自分自身で色々なことができるように
 なります(ご飯は誰かが作る必要はありますが)
 では「ここからは全て自分で」とならないところに問題があります。

 一番の問題は「子供の事よりも自分たちの事を優先している親」なのではないかと感じます。
 子供の教育にはお金がかかります。住宅ローンを組み、様々な保険や貯蓄を行うにあたり、仕事に時間がとられます。
 そして子供との時間が取れない。このことが自分たちの事を優先しているという事でしょうか?
 私は違うと思います。
 では、自分たちの時間や手間を犠牲にし、子供と接している。これは「自分たちよりも子供を優先している」という事でしょうか?
 私はこれも違うと感じます。
 では「自分たちの事を優先している」とは何を指すのか?それは、子供に対する支配構造を構築している事です。

 助けてやらなければ何もできなかった子供に触れていく間に、親たちには支配の仕組みが積み重なっていきます。
 子供が成長し、自分で何かを考えたり出来るようになったりすることはとても喜ばしい事です。ですが物理的な支配が解放される
 に従い「責任」や「金銭的理由」といった論理的な支配が始まります。もちろんそれらを無視して野放しにして放置する事が良い
 という事ではありません。
 犯罪を犯したり、人に迷惑をかけた場合には親が責任を取る必要があります。そのため子供に対して指導・教育を行う義務があります。
 ですがこれは親の責任であって、支配ではありません。

 ではここでいう「支配」とはどういった事なのでしょうか?

つづく。

06.22

05.25

04.13

03.18

02.14

01.06

2019

12.27

12.18

10.24

9.15

8.22